入試改革を考えるKITシンポジウム
「大学入試への英語スピーキング・テスト導入の可能性をさぐる」

日時: 2013年3月23日(土)13:30-16:30

場所: 京都工芸繊維大学 60周年記念館 1階記念ホール

目的: 大学入試に英語スピーキング・テストを導入する意義について考え,
導入にむけての課題を明らかにする。

講演とパネリスト:
Nic Underhill(元ケンブリッジ大学ESOL試験機構副事業部長)
“Testing Spoken English: Developments, Challenges and Responses”

平野 誠(文部科学省高等教育局大学振興課大学入試室長)
「大学入学者選抜に係る動向について」

吉田研作(上智大学言語教育研究センター長,教授)
「複言語主義から見た英語習熟度」

中村優治(慶應義塾大学文学部教授)
「大学英語入学試験とスピーキング:統合的評価という側面から」

詳細はこちらから

開催趣旨:
意見・情報を世界に向けて発信できる人材育成を目指して,学習指導要領が改訂され,国家レベルのプロジェクトが展開される今,大学の入学者選抜において英語のスピーキング能力が問われないことの損失は計り知れません。しかし,いざスピーキング・テストを実施するとなると,高校までの学習到達度判定や各大学・学部のアドミッション・ポリシーに基づく適性判定にふさわしい問題をどう開発するか,時間的制約の下で限られた人的・物理的資源を用いて多数の受験生の能力をどう測定するか等,多次元の問題が立ちはだかります。このようなハードルの高さもあり,センター試験にリスニングが導入された2006年以降も,スピーキング・テスト導入に向けた動きは見られません。入試改革を柱の一つとする文部科学省の「大学改革実行プラン」や安倍内閣による「教育再生実行会議」も,英語に関してはTOEFL等外部テストの活用推進を謳っているだけです。しかし,中等教育と高等教育の連携によって有能な人材を育もうという試みの中,外部テストに両者をつなぐ役割を期待することはできません。TOEFLの活用推進によって,若年層から「知の流出」が進む可能性さえ
あります。韓国では,スピーキング・テストを含む「国家英語能力評価試験(NEAT)」の準備が進められています。私たちも「国際語としての英語」運用能力を自国の基準で測る可能性を探ってみたいと思います。

MLホームページ: http://www.freeml.com/jalpmembers