いつの時代にあっても戦争は残酷です。どのような事情があり、理由があったとしても他国への武力侵攻は許されません。ロシア軍によるウクライナへの侵攻も決して許されるものではありません。報道で、日に日に増えていく犠牲者を目の当たりにして、強い怒りと悲しみの気持ちが溢れ出てきます。この戦争によって非業の死を遂げたすべての方々に対して、深い哀悼の意を表します。
人類にとって取り返しのつかない事態を迎える前に、当事国と関係国のすべてが事態打開のために、知恵を出し合い、迅速に行動する必要があります。真剣な対話と交渉によって妥結点を見出し、一日も早い戦争の終結と収束を願います。
私たちは、複言語教育・多言語教育の可能性と、調和ある多文化共生社会の未来を信じる教育者・研究者として、ロシア軍による侵攻に対して強く抗議するとともに、ロシア政府に無条件の即時終戦と和平を求めます。

2022年3月6日
日本外国語教育推進機構理事一同