JACTFL会員より、お知らせいたします。

2020年3月28日ー29日に、釜山外国語大学(韓国)で、小さな研究会が行われます。会の名称は、「北東アジア言語教育研究会 第2回定例研究会」です。第1回は、昨年の同時期に九州大学で開催されました。

言語教育、学習は、本質的に他者との出会いを求め、だからこそ他者とともにある未来を創り出す力を持ちうるものです。ですが、現状では言語教師は(言語教育政策研究者もまた)、それぞれが教える対象としている言語や地域ごとに、分断されているのではないでしょうか。

ご紹介したい研究会、北東アジア言語教育研究会(ALENEA)は、東アジアの国で東アジアの言語を教えている教師たちのネットワークを作ることや、まずは言語教師のあいだで、互いの話を聞く経験を持ち、信頼感を持てるような関係を結んでいくことを、目的としています。
これは、JACFLの理念にも通じるところがあるのではないかと思います。

そして、この会では、

・スライド資料の言語と口頭発表の言語を、異なる言語にする
・そのどちらか一つは、必ず研究発表会の開催地の公用語(ないしそれに準じたもの)を使用する

という規則をもうけています。今回は釜山開催ですので、スライドか口頭のどちらかは、韓国語ということになります。

例1)口頭:日本語 スライド:韓国語
例2)口頭:英語  スライド:韓国語
例3)口頭:韓国語 スライド:ロシア語

などが考えられます。2言語で、というと敷居が高いようですが、でも、だいじょうぶです!

昨年の九州開催時は、韓国からご参加の方で、「口頭:韓国語 スライド:日本語」で、「スライドはgoogle翻訳に頼りました」という方もいらっしゃいました。
でも、それでも、十分に魅力ある発表でした。

ぜひ、研究会のホームページをご覧になってください。
https://alenea.jimdofree.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E/%E5%AE%9A%E4%BE%8B%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A/