国際研究集会 2024 Colloque international 2024
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「複言語教育の横断性を考える」 « Réflexions sur la transversalité dans l’éducation plurilingue »
とき:2024 年 2 月 12 日 (le 12 février 2024)
ところ:京都大学人間・環境学研究科地下大講義室
開催趣旨:2001年に初版が、2020年に増補版が公開されたCEFRは複言語教育を唱道する装置で、複言語教育は日本において現在では英語+1外国語の教育を正当化し、意義付ける教育思想としてある程度の市民権を得ている。

複言語教育はすでにいくつかの教授法を提唱しているものの、それらは依然として十分に知られていない。「言語と文化の多元的アプローチのための参照枠」はCEFRから生まれた複言語教育を教育現場の中で普及するための装置のひとつであり、「言語への目覚め活動」、「隣接言語の相互理解教育」、「統合型言語教授法」、「異文化間教授法」を複言語教育として提示している。今回の国際研究集会はこの中でも隣接言語の相互理解教育などに焦点を当てる。隣接言語の相互理解教育はこれまでヨーロッパにおいて発展してきたが、日本での実践は行われているのだろうか。

また近年の複言語教育はさらなる展開を示し、言語教育の内部にとどまることなく、他の教科教育との連携を探りつつある。これは言語教育を総合的に捉える試みのひとつであり、全体論的な立場から「言語による教育」と「言語の教育」の総合を探っている。

今回の国際研究集会ではこのような先駆的な取り組みをとりあげ、その理論と実践の動向を検討する。

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